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2006年9月18日 (月)

バチアタリ

今銅の価格が上昇しているらしい。中国での需要拡大で市況が騰貴しているとの事だ。それで本場中国では電線盗難が頻発している。ついでに日本でも銅、すなわち我々が直ぐ理解できる形では電線の盗難が増加しているとのことだ。中国では活線が盗難に遭うと言うことだから、或る意味命がけで有る。今まで何人も火傷や感電墜落して大怪我をしたのだろう。日本では資材置き場や倉庫からの盗難が多いらしい。まあ当然と言えば当然な気がする。窃盗に命を賭けることはない。

住宅の解体をしている自分の知人に因れば、解体した後に、屋内の電線や、湯沸かし器の銅部分を回収して、屑鉄屋というのか金属類再生資源取扱業というのか、よく分からないが、(有)○○資源みたいな名称の銅屑、鉄屑などを買ってくれるところへ持って行くと、10時3時のお菓子と飲み物代ぐらいは出るのだそうだ。鉄は桁違いに安いが、これも再生資源として買ってくれるとのことで有った。

昔子供会で、リヤカーを引きながら、空ビンや鉄屑を集めたことがある。それを何処かへ持って行き換金した。それからどうしたのか覚えていないが、子供会のちょっとした物を買ったか、何処かに寄付したのだろうと思う。当時は何も考えないで定例の行事としてやっていたが、これも単なる場所塞ぎのゴミを資源化する些細な活動の1つだ。

数年前に軒先に出す古新聞や段ボール類を「持ち去る」人達がいると言うことで、話題に成った。怪しからん事なのだろうけれど、今もあるのだろうか。町内会の人が巡回して、余所の人がアルミ缶を持ち去らないようにしていた、等と言うことはもう無いのだろうか。

 その「町内会の人」とその「余所の人」の人の真ん中に線を引けば自分は少し「余所の人」側に入る気がする。本当は「町内会の人」側に相当近づかないと、現代の一般市民としては、良くないのかも知れないが。朝早く、徒歩や自転車でなるべく音を立てないようにしながらアルミ缶を集めている人を見ると、「お疲れ様、体に気をつけて」とつい思ってしまう。

先日、岩手の山中にある神社の屋根の銅板が丸ごと盗難に遭ったとのニュースが有った。鬼神をも恐れぬ、大胆なる所業と言うべきか。その人にしてみれば、その時はお宝が山中に放置してあるように見えたが、今頃は天罰を恐れて神経過敏に成っているかも知れない。でもまあ有り体に言えばバチアタリと言う所だろう。断じてそのバチアタリに与するものでは無いが、身体的危険が少ないこと、発見されにくいこと、等勘案すれば、活線を盗む輩に比べたら、知恵の使い方は良くないけれど、数段考え深いのだろう。こんな事を言えば、氏子の方々を初め善良なる人々に、自分もバチアタリ側の人として糾弾されそうで恐いけれど。

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