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2006年10月23日 (月)

思草の種

思草(おもいぐさ=ナンバンギセル)が一年草で種が出来ることを知った。調べもしないで宿根型の多年草だと思い込んでいた。もしかしたら、この花のことを教えてくれた友人が当時全てを話してくれていたのかも知れない。聞いている途中から何かに突っかかって、心ここに有らずで話を聞いてしまって自分が失念したのか、もしそうなら申し訳ないことをしたと思う。ともかく、種が出来ることを知って何か気分が少し明るくなった。種が有れば何処かに植えて花を楽しむ事が出来る。それよりも先ず、植えて発芽するまで、咲くまで、楽しめる。

もう咲いて1ヶ月以上経つから、もしかしたら既に種が出来ているかも知れない。休みの午後に、これを教えてくれた共通の友人と見に行った場所をめざした。家内と家を出てブラブラとゆっくり歩き出した。天候も良く少し暑い程であった。近づくにつれて歩調が少し早く成った。散歩するたくさんの人達とすれ違った。初秋の薄曇りの空の下。

遊水池の土手に着いた。花が付いている丈の短い柄も未だあったが、大部分は枯れていた。枯れ細り辛うじて、黒っぽく残っている柄もあった。元気な柄の花だった部分に触ってみると、種のような感触でやや硬い物が花びらか萼の残骸に包まれて有った。幾つか摘んで帰った。大抵の種や球根は一旦干すから、これも窓際に置いた。数日経って小さめの種の格好を見ようと思って丁寧にそれを開けようとしたら、手応えが無く崩れた。何と種は芥子粒の様に小さかった。花は紫、種は鶯色。益々驚いた。又ちょっと明るい気分に成った。数が多ければ何となくたくさん発芽するような気になるではないか、現実は数が少なくて大きい種が発芽する確率は高いのだろうけれど。

9月に訪ねた友人のお宅の庭にはススキが有る。わざわざ示したから、ハッキリ覚えている。彼は自分の庭でススキを楽しんでいる。野草園も楽しんでいる。畑の様子は余り見て来なかったけれど、田舎の事だからミョウガぐらいは有りそうだ。嬉しいことに、思草はススキにもミョウガにも寄生する。暑いところだとサトウキビにも寄生するとの事だ。

種は小粒だが沢山ある。その内幾つかはきっと発芽するだろう。ススキの根元から、ミョウガの根元から、芽が段々伸びて、成長してゆく様子が、花の咲く様子が頭に浮かぶ。もう少し乾かしてから種を取ろう。

友人に種を送ろう。

万葉集の時代の人は、その姿から思草と名付けたのだろうけれど、巡り巡って自分は友人やその他様々な事を思い出す思草。

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