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2006年11月27日 (月)

オリーブ石鹸

昔友達からアレッポ石鹸を貰った。それは何も包装がされていなくて、作ったところの刻印が押されているだけ。その刻印は職人の保証と自信の印。手にとって使うには大きすぎたので、ノコギリで二つに切って使っていた。外は黄土色、切ると心の方は、やや透明なオリーブ色。原料はオリーブ油とローレル油。体も髪もこれで洗った。自分には合っていた。

最近原料がオリーブ油だけの石鹸を近くの薬局で発見、直ぐ買った。香は少し落ちる気がするけれど、アレッポ石鹸の様に気に入って使っている。価格も自分が買える程度。これからずっと使うつもりだ。歯ブラシでも歯磨きでも気に入ったものが売られなくなり仕方なく別のものを買う事が有るが、この石鹸はずっと売られている事を望む。

昔読んだ多分外国の短編小説で、或る石鹸が経営難で発売中止になって、それを愛用していた人が、自分の体臭を洗い流すことが出来なく成って自殺した、と言う話があった。何か妙に自分にとっては説得力があった。丹精したものには根強い支持者が居る。アレッポ石鹸は千年以上前から、作られ使われているとのことだ。ずっと家業として作っている人達が居るのだろう。

この石鹸は包装して有った。成分として、オリーブ油、水、水酸化Na、塩化Naと有る。ちょっと哀しいものが有る。石鹸を作るときには苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は当然だと思うけれど、今は遠慮して?水酸化Naと表示してある??

苛性ソーダ:危険なイメージ、確かに危険だけれど。普通の石鹸を作るときは必需品。字だけ見て色々言ってくる人を避けるための方便か、それはそれで騙される方も騙される方だけれど。自分も別な意味で騙されやすい類型のような気もするが、閑話休題。

今は、短絡の世紀で、勿論電気の方じゃない、自分達は朝三暮四の猿公に向かっている気もする。ちょっと哀しい。

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