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2006年11月 1日 (水)

ダンパンキ

高校時代にダンパンキ(暖飯器)成るトタン板で出来た四角い蒸し器があった。冬になると薪ストーブの上に、3時間目ぐらいから載せておき4時間目に弁当を入れて、昼休みには温かい弁当が食べられると言う優れ物だ。因って4時間目は、教室中に、実際は学校中に多種の弁当の匂いが充満していた。パブロフの犬のように空腹を感じさせてくれたが、決して良い匂いでは無かった。

自分もそれに入れて弁当を温めて食べた事が何回か有る。置く場所によっては、熱くて暫く食べられなくなる。まだらに熱くて、ガッカリしたこともあった。暖飯器の蓋の上に乗せて、少しだけ温かくしたことも有る。その内自分は特別なことが無い限り、ダンパンキに弁当を入れる事は無くなった。ご飯が温かくなるのは有り難かったが、タクアンや佃煮が熱くなって、食欲が減退したからだ。今考えると当時自分は修行が足りなかった。

その内慣れてしまい、冬でも冷たい弁当を平気で食べていた。温かいお茶もなかったのに。断熱の良い布などで包んでおけば、さすがに温くは無かったが、歯に染みるほどご飯が冷たいと言うこともなかった。教室も暖房はされていたのだし。

これは北国と言うか冬が寒い地方専用と思う。どこら辺が北限かは知らないが、誰かが調査した数字が有れば、見たいものだと思う。当然『ダンパンキ』と言っても聞いただけでは意味が分からない人が大勢いると思う。

ダンパンキの当番はどうなっていたかは全く記憶から欠落している。多分掃除当番が面倒を見ていたのだろう。放課後に何処かに持って行って洗い、使う当日には新鮮な水を入れてストーブの上に乗せていたのだろう。自分は掃除を比較的真面目にしていた。モップで床を良く拭いていたし、黒板も濡れ雑巾でしっかり拭いていた。こちらの記憶はハッキリしている。けれどダンパンキの世話をした記憶は無い。学校に用務員の方がいたけれど、20個以上の教室のダンパンキの面倒を居ていたのかなあ。県立の高校なら同じ様な取り扱いだろうから、ご存じの方がいたらご教示願いたいと思う。

今でもダンパンキを使っている所が、有るのだろうか。有るような気もするけれど、使いにくくなって居ると思う。教室はスチームヒーターで暖房しているだろうから薪ストーブがあると思え無いし。無ければ熱源が遠くにあって、管理が出来るとも思えない。電子レンジで多量の弁当を温めることも出来ないだろうし。今はどうしているのだろうか。

部屋の暖房は簡便になって良いと思うけれど、弁当を温めてくれることが無くなって居れば、残念な事だ。

もしかしたらスチーム暖房に連結したダンパンキが教室に有ったりして。そうなら弁当の温かさよりその心の温かさに嬉しくなってしまうなあ。

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