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2006年11月10日 (金)

カボチャかジャガイモ

電車に乗ってちょっと遠くへ、まあ近隣の県へ、フラフラ行くときは、時々電車の中で安い袋菓子を食べる。お菓子は一袋100円程度の物が多い。チョコレート味のビスケットや、かりんとうで有ることが多い。ポテトチップスのような塩がたっぷり付いた物は、喉が不調になるので食べない。ペットボトルに詰めた飲み物も持参する。温かくても冷たくても保温用の袋に入れて持って行く。特段隠すつもりではないけれど、目立たなくて良い。一回に一口か二口飲んでいる。

昼食も家から持参する事が多い。簡単な弁当かおにぎり。大抵は使い捨ての簡便な容器を利用している。公園のベンチで食べることが多い。適当な場所が見つからなくて、閑散とした田舎の駅で食べるときも有るが、少し自分としては落ち着かない気分である。

朝、バスの片隅で地味にパンやおにぎりを食べている人がいる。夕方は駅のホームでパンやおにぎりを食べている人がいる。自分はなるべく見ないようにしている。

この間、少し違和感の有ることが続いた。

夕方前からこちらに進んで来る一人が、自分の視界に有ったが、何となくしっくり来ない。ジロリと見ちゃ失礼なので気付かれないように目だけ動かしてソロリと見たら、白い発泡スチロールから箸で何かを食べながら歩いていた。段々近づいてきた、何と焼きそばだった。

次、夕方の比較的混んでいる電車で立って幕の内弁当を食べている若い女性が居た。次の駅で降りたけれど、空いていたホームのベンチに座って続きを食べていた。こちらから見て、彼女の様子は全く平静だった。

次、電車で立ってボンヤリ中吊り広告を見ていたら、カレーの匂いがしてきた。当方も空腹なのでちょっと良い香りだった。2~3駅通過している内にその匂いの元が見えた。ほぼ満員の電車の中で座ってカレーを食べている若い男性が居た。ごく普通に食べていた。

自分は出来ないけれど、平気な人も居るのだろう。何でかなあと思って暫く考えていたら、自分にとっての解決案が浮かんだ。そうだ彼らにはきっと周りの人が、カボチャかジャガイモに見えて居るのだ。そうだ自分はそんな時、カボチャかジャガイモなんだ。

カボチャが堆く積まれた倉庫で一人幕の内弁当を食べる若い女性。ジャガイモがあちらこちらに積まれた畑でカレーを食べる若い男性。これで解決。

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