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2006年11月25日 (土)

親切心

散歩していて思わず遠くへ行ってしまう事がある。そんな時は或るリズムに乗っている。足が勝手に新しい地面を求めて前に進む感じがする。通常なら戻りは何かの交通機関を思い浮かべる距離でも、そんなことも考えず、可成りのその距離をまた歩いて帰るのも平気なことが多い。

先日もそんなことが有った。ツッタカタッタと歩いている内に、或る小河川にぶつかった。両側が遊歩道に成っている。河床は低いところにある。水は殆ど流れていない。川原から垂直にコンクリートの護岸になっている。歩いている内に案内板があり、川の名前と自分のいる場所が分かった。昔は大雨が降れば度々氾濫したと聞いている川だった。一旦雨が降れば忽ち増水して堤防を乗り越えて洪水に成ったのだろう。

緑道はそれ程広くは無い。少し広くなっている場所にはベンチが点々と有った。良く整備されていて歩きやすい。所々に樹木がある。植え込みも良く手入れがされている。暫く行くと、そこら辺りに住んでいる人なら誰でも知っている街道と交差している所に着いた。大きな看板が有る。注意して見ると、両方の遊歩道のこちら側とあちら側、都合4枚の看板が立っていた。

「ここは危険ですから、渡らないでください。信号機の有る近くの横断歩道を渡ってください」

親切でもっともな様にも思えるけれど、ちょっと違う気がする。

危険なのは渡る人が沢山いるのに、信号機も横断歩道も無いからだろう。左右を見たらそれぞれ100m位の所に信号機が有り、横断歩道があった。やや広けれども上下合わせて二車線の道路である。ちょっと渡るのに200m迂回する人は少ないでしょう。きっとこの川沿いの遊歩道を歩いてきた人達は、左右の信号を見てどちらかが赤の時に、見計らってこの『危険な』道を渡っているのだろう。そうしたら『危険』則ち信号機が無い、横断歩道が無い、そんな状態を改善すればよい。横断歩道を付けて、押しボタン式信号機を付けて、それを左右どちらかの若しくは両方の信号機に同期させれば良い。

親切心からなら、視界を遮る大きな看板を4つ付けるよりも、ここを通る車両にも通行人に取って最も現実的な信号機を付ければ良い。話は単純に思える。

その危険な道をツッタカタッタと横断した。持参の水を飲んだ。自宅方向に向けてまた調子よく歩き出した。

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