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2006年12月28日 (木)

蜜柑の食べ方

自分は北国育ちだ。こちらに出て来て「みかん」の木が沢山有ることに驚いた。今考えるとそれは柚だったり、橙だったり、その他酸っぱい雑種だったりもしたのだろうけれど。注意して歩くと、温州みかんと思われるのが有る。庭に蜜柑が生るんだ。

出て来て暫くして伊豆方面に行った事がある。誰のでもない様な感じの「みかん」が有った。喜んで2~3個もいだ。もしかしたら初めて自分でもいだみかんかも知れない。黄色の固い皮を剥いて食べた。とても酸っぱくて食用には堪えなかった。庭木のみかんに対する憧れが少しだけ削がれた。

外房を歩いていると庭木に何本もの夏みかんや温州みかんを植えている小さな別荘があった。自分はそれを見た瞬間にこの人はきっと北国育ちだろうと思った。小さいときにみかんに憧れて長じて小さな別荘に何種類かのみかんの木を植える。その人はきっとそのみかんを見て手入れをして、昔の漠とした憧れとちょっぴり幸せな感じを味わう。

漫画やテレビのドラマで、冬の一般的な茶の間の風景にコタツの上に籠に盛られたみかん。1つの幸せの風景。これを見ると実際少し安心するような気がする。自分はコタツを持っていないのでそんな景色は作れないが。ちょっとだけすさみかかった家庭では、意図的にコタツを設えてその上にみかんが沢山載った籠を置いてみると良いかもしれない。通りすがりに持って行って食べる。集まってきて食べる。昔持っていた漠とした幸せの感覚が心に蘇るかも知れない。

自分は年末に外房に行って何回かみかん狩りをした。園内でみかんを沢山食べる。10個ぐらいは食べた。寒い日は余り食べられない。もいだものを買って帰る。お隣に少し分けてあげる。自分はテーブルの上の籠に残りのみかんを山盛りに載せる。駅伝を見ながらみかんを食べる。昔から心象に有ったフワッとした幸せを意識せずに感じているのだろう。

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