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2007年1月23日 (火)

多摩川の小さな畑

時々是政橋辺りに行って釣りをする。

チャリで走れば3~40分の距離だ。天気の良い日は鼻歌を歌いながら。釣り竿と折りたたみ式のスコップを持って出掛ける。田舎では不審がられることも有るだろうけれども、ここら辺りでは誰も関心を示さない。良い事とも思えないが、気楽なものだ。

いつものお気に入りの橋脚の側、今の季節は日の当たる場所に居る。風さえなければ土手に座って暢気に釣り。夏は亀が良く釣れる。今の季節は散歩の人が1人か2人釣れる。

「釣れますか」  ・・・   『見たとおり全く釣れません』

「何が釣れますか」   ・・・   『釣れてみないと分かりません』

暫く釣りをして、やっぱり一匹も釣れなくて竿をそこに置いたまま、近くの畑へ。畑は開墾したものだ。今の季節はほうれん草、菜の花、ダイコン、ネギなどを栽培している。食べられる分だけ収穫して、釣り場に戻る。やっぱり今日も釣れなかった。諦めて帰る。

春先のある日、そこに住んでいる人が畑を耕していた。近くで釣りをしていたものだから話しかけた。自分より相当年上の様な感じだったが、話をしたら同年ぐらいだった。言葉の感じから出身は同県か近隣の県の人だ。何となく親しみが湧いた。

その時、置きっぱなしの竿がユサユサ揺れて引き上げたら亀が釣れた。甲羅の長さが30cmほどの大物だった。逃がしてやろうと思って、やっとの思いで針を外した。視線を感じて振り返ると彼が見ていた。手の動作でくれないか。彼に上げた。彼からは手作りの野菜を返礼として貰った。美味しく食べた。彼は亀を美味しく食べたと知らされた。

後日、土地は幾らでも有ると言うことで、彼の畑の隣を少し開墾した。種を植えたらドンドン伸びて収穫して食べられるようになった。一年を通して何かしら収穫できる。時々彼がついでと言っていたが、世話をしてくれる。肥料をやったり水を遣ったり、自然農法。こちらからは釣った魚や亀を上げている。

暇なときは釣り竿と折りたたみのスコップを持って、是政橋の袂に出かける。釣りと畑の世話。それに居れば彼と雑談。

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