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2007年1月19日 (金)

働く夢

自分は長い間、不眠症に悩まされた。

日中何かをしていれば、眠くなると言うこともないので、特段困ったことは発生しない。夜が長いので、時間を持て余す。仕方なく本を読んで過ごす。眠るのは2日に一遍。そんな生活が長くて、たくさん本を読むことが出来た。歴史の本等長大なものを読むのには好都合であった。元々歴史や地理、民族などの本を読むのは好きだったので、図書館から借りて手当たり次第に読んだ。

その内学校を卒業して、会社員と成った。比較的安定した勤務時間の会社であった。規則正しい、但し詰まらない生活が長く続いた。不眠症も段々改善されて、普通の人よりは少しは短いかも知れないが、毎日午前1時頃には寝て5時頃には目が覚める、そんな生活になっていた。

長い間サラリーマンをしていた。初めから余り乗り気はしなかったが、長い間サラリーマンをしている内に益々、馬鹿らしくなってきた。とても真面目に生きている人のやることの様に思えなくなってきた。その上自分の事の様に思えなくなってきた。他人が他人の事を追体験しているような、浮いた感じ。それで辞めてしまった。

暫くフラフラして生きていたけれど、段々経済的問題が差し迫ってきた。紆余曲折あり、今の仕事にありついた。又元の安定した勤務時間の生活に戻った。前と違って、体を使う仕事。不眠症からは解消された。11時頃寝て、5時頃起きる。寝ると直ぐ眠りに落ちる。布団の中でボンヤリしていることは無い。もっとも酷い不眠症の頃は、眠れない時は布団の中に入ることも無かったけれど。

昔から良く夢を見た。益々長い夢を見るようになった。その夢は起きて働く夢。いつまで続くかは分からない。きっとこれも不眠症の様に長丁場だろう。適当に付き合うしかない。

11時頃眠くなって布団に入る。間もなく息が少し大きくなって、回数が減る。5~6分で眠りに落ちる。

枕元の目覚ましが鳴って起きる。居間に置いている第二の目覚まし時計を止める。家内がコーヒーメーカーでコーヒーを淹れる。自分は冷たいお茶と電子レンジで温めた牛乳を準備する。朝食にはパンを食べる。新聞を見ながらゆっくりと朝食。朝食後はあわただしく朝の準備を済ませて7時には家を出る。バスと電車を乗り継いで職場に到着。

午前の仕事が終わって、社員食堂で昼食。コーヒーを飲みながら同僚とたわいもない雑談。午後の仕事、夕方疲れて終了。

電車とバスを乗り継いで帰宅、爽やかな日は駅から歩いて自宅まで帰ることも多い。時々駅前で買い物をして帰る。

自宅でちょっとお酒を飲んで地味な夕食。食後は本を読んだり、気に入ったテレビを見たりして過ごす。11時頃になると布団に入る、うつらうつらとする、ここで枕元の目覚まし時計が鳴って目が覚める。

起きているときの会社は毎日同じだ。これはかなり確かだ。家族や友達、家や街も同じ、多分。

夢の中の会社は毎日微妙に違う。仕事の内容も微妙に違う。電車やバスのルートも微妙に違う。抑も景色が違って夢の様だ、実際夢なのだけれど。今のところ夢と現実は区別が付いている、気がする。区別が付かなくなっても大して変わらない気もするけれど。

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