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2007年4月21日 (土)

命がけ

去年の暮れ、床屋からの帰り道、サッパリして少し暮れの風が首筋に冷たい。最後の交差点を渡ると住処は直ぐだ。何気なく交差点を渡った。何かちょっと違和感の有る停車の仕方をしている車が有る。バケットの付いた工事車両。渡ってから見ると信号機の電球を替えていた。

3人一組。

電球を替える信号機のしたに車を移動して、車を運転していた人がバケットに乗る、ムーブが出て車が安定する。操作してバケットが最適位置に動く。信号機の裏蓋を外して、タイミングを見る、電球を替える位置が消灯すると、神業の様に電球を替えて次を待つ、消灯する、これまた神業の様に電球を替える。その間警備担当は、交差点の中に出て車や人の流れをスムーズに行く様に、複雑な動きをして、全員の安全が最大限になるようにしている。彼は青い服を着ていた。もう1人の人は車用の信号機の電球を替えて居る人と同じく赤い服を着ている。彼は車用信号の下に有る歩行者用の信号の電球を替えている。脚立を使って居た。こちらも動きも全く無駄が無い。この3人が交差点の四隅を次々に巡って電球を替えていた。うっとりとして見てしまった。

命がけ。神業、芸術としか思えなかった。230分自分は立って見ていた。その交差点が終わると疾風の様に次の仕事場に移動していった。何か良い物を見た気分で少し気持ちが高揚して住処の有る方へ坂を下って行った。LED信号が増えれば、あんな職人も減ってゆくのだろう。芸術的仕事を見る機会が減って残念だが、危険な仕事が減って良いことだと思う。緊張度も危険度も高いから、少し天候が悪いととても出来る仕事では無いなあ。

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