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2007年5月30日 (水)

代行サービス

代行サービスが花盛りである。昔「代行」と言えば運転代行業のことしか知らなかった。それも暫く意味が分からなかった。高校生の頃、近所のオジサン、と言っても20代後半ぐらい、当時オジサンに見えた、そのオジサンの話を傍で聞いていて始めて知った。百姓のオジサンは、十分貫禄も有ったし、子供が二人ぐらい居てオジサンぽかった。

「やあ、この前はダイコウだんす」

「最近は便利でええす、歩かなくてええす」

「わしも使うなあ、寒くねえす、次の日車使えるす」

「オッカアは来てくれねえす」

それを聞いていた田舎の高校生の自分は考えた。・・・ダイコウというものが有るらしい。便利なものらしい。歩かなくて良いらしい。使えるものらしい。寒くないらしい。次の日車を使えるらしい。そう言うとき奥さんは来ないらしい・・・全然意味が分からない。ませた友達で時々お兄さんとスナックに(話は逸れるがついでに、当時スナックという意味も分かっていなかった。英語の辞書で調べて、軽食、間食、一口などと出ていて、うーん何だろうと思っただけだ。)行っていると言う友達に、無知なのがばれないように、さり気なく聞いたら、スナックとは簡単なつまみが出てお酒が飲めるところ、ダイコウって、運転代行業のこと。知ってしまえばどうって事も無し。昼は何かの仕事をして夜に運転代行のアルバイトをしていると言う人が結構いたらしい。百姓のオジサンにも居たらしい。

今は色々な代行業がある。実際の境界の線引きは難しい、保育園は子育ての代行か?

自分はガキの頃、お小遣いを貯めて、プラモデルを買って、ゆっくり引き延ばしながら作って楽しんだ。しまいにはあり得ない改造を施した。戦車に羽が生えて砲塔にゴジラの首が付いて後ろには長たらしい尻尾が付いていた。そして赤いペンキを塗って死体に見せかけた各種フィギュアを何人と言うか何匹も引き摺って、庭に作った戦場の様な場所にカブトムシ這わせてそれを轢いて走らせた。自分の戦車は有線誘導だった。

今は材質はプラスティックとは限らないが慣れ親しんだ名前なのでプラモデルと言います。その組み立て代行というものが有るらしい。自分で作るより、ビシバシッと綺麗に出来るから、眺めて楽しむとより楽しめるらしいが、自分とはちょっと趣味が違う気がする。

ネットオークションを代行して貰う。予め欲しいものと値段の上限を言っておいて買えたらお金を払って入手する。物だけが必要だったらそれはそれで良いのだろうけれど、オークションに参加するワクワク感が無くて何か詰まらない気がする。安いものでもそれなりに楽しめるのだがなあ。

まだまだ沢山あるだろうけれど、究極の代行は代理母だろう。自分も嘗て体調不良の父の名代である人の葬式に参列させて貰った事が有る。えらく先方から感謝された。代理父じゃないよね。

子供は欲しいが生むのが嫌だと言う理由で代理母を雇う人が出るだろう。子供をゲットしたら、着せ替え人形にし、子守を付けて家庭教師を付けて、学齢に達したら全寮制の学校に入れて大学を卒業するまで、長期の休みだけ家に帰ってくる。ブランド子供。生むのはどれ位大変か男は結局分からないだろうけれど。育てるって、生きるってそう言うことと違います、多分。

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