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2007年6月 1日 (金)

盲目の人

上京するまで盲目の人を見たことは殆ど無かった。ずっと昔の事である。学校の近くに盲人用の施設が有った。夜遅く賑やかな集団が横から近づいてくるのが分かった。その人達は暗い路を歩いていた、一瞬不思議な感覚に囚われた。何かの会合の後らしかった。自分とかなり接近して分かった。彼らは盲目だった。夜路を歩くのに街灯は不要だ、視覚障害者誘導用ブロックが有れば良い。重要性をその時に始めて認識した。確かにその街には自分から見れば縦横無尽に設置してあった。

暫くして慣れたからギョッとはしなくなったけれど、見て見ぬふりの月日が長く続いた。今は、困っているなあと判断すれば、手助けできるようになった。

盲目の人が近づくと遠回しに見守っている人も多い。それも1つの手助けだろうと思う。駅のコンコースではせめて前を向いて歩いて、子供や老人、盲目の人にぶつからないように気をつけた方がよい。彼らはぶつかってくるものを避けられない。駅ではぶつかられる人が多いように見受けられる。盲目の人には駅でも街でもリレーをするように、短距離で良いから、大事に手渡しするように、手助けするようになれば良いと思う。

大部分の人は、ちょっとした親切が身に染みて有り難い、と言う境遇には立ち至らないけれど、何かを感じて、出来れば普通の教育課程の中で、知るようになって親切に出来るようになれば、盲目の人にとっても、老人にとっても、自分達にとっても今より、ちょっぴり住みやすい社会になると思う。誰でも長生きできれば老人になる。

そんなことを考えるようになるまでは、自分は心が半分盲目の様なものだったろう。今でも余り自信は無い。

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