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2007年6月 7日 (木)

電車で釣り

10日ほど前に釣りに出掛けた。

駅前のアーケードを歩いていると、少し歩調が早くなってしまう。仕事に行く時と同じで時間には少し余裕があるのだけれど、つい早足になる。途中で気付いて「ハイハイ、ゆっくり」。クーラーを持ってデイバッグを背負って竿を持って。

電車に乗ると荷物が少し重かったので、体が火照り少し暑く感じた。坐って電車が走り出してから、目を瞑ってゆっくりする。直ぐ眠くなることも有るのだけれど、今回はイメージトレーニングに入ってしまった。船上の様子、波の様子、海底の根の様子、一荷釣りの身勝手な様子などが頭に浮かぶ。荻窪当たりで少し眠くなってきた。何か幸せな気分で眠気を楽しんで新宿駅に着いた。

新宿で乗り換える。ホームで山手線を待っている。昨日からの連中が沢山いる。自分はポツンと立っている。未だ釣りの雰囲気は整っていない。邪魔に成らないように、柱の横に立って電車の到着を待つ。いつも山手線は比較的混んでいる、仕事に行く人家に帰る人、釣りに行く人。

品川で京浜急行の快特に乗る。ホームには釣り竿を持った人が沢山居る。段々釣りの気分になって行く。三崎口行きに乗る、坐った。眠ってゆこうと思った。早足で乗り込んだ同年配の人が隣に座った。人なつこい人で話し掛けてきた、ポツリポツリと釣りの話をしながら1時間が経った。彼は前回行った所にキャリアを忘れたらしい、その他、ちょっと忘れたりすると言っていたが、それぐらいが丁度いい気もする。リラックスできて良かった。2人が降りる駅は同じであった。船が違うので改札を通った後、「それじゃ」と言って別れた。彼はアジ釣り、自分はカサゴ釣り。駅から船宿までの間は、心が急く時間、楽しい時間。船宿の前の交差点に有る交番のお巡りさんが挨拶して、こちらも挨拶。船宿到着。

景色を見ながら釣り。釣りは仙人遊びのようだ。船上人無く船下仕掛け無きが如し。自然の中に溶け込んで、景色の中の自分、自分は景色の一部。初夏の明るい陽光の下で、波にゆっくり揺られながら心は自由に飛び回る。幼い頃の事を思い出したり、昔行った遠い所を思い出したりする。時折魚が釣れて、現実に引き戻されるが、一連の動作が終わると又心は自由。ずっと留まっていたい様な心地。半日ゆっくり楽しむ。釣りは心の休日。

最後に船頭が上がりましょうと言って現実に戻り、又日常生活に帰る。

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