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2007年7月24日 (火)

駆け込み乗車

自分は毎日電車で職場に通っている。階段からずっと離れた所で乗る。電車に乗っている時間は20分ぐらい。降りる駅では比較的階段に近い。偶々自分が降りる駅で開く側と自分が乗る駅の開く側は同じだけれども、途中駅は全て反対である。ドア側に押されてジッとしている。日によって、本が読めるぐらいに空いている時も有る。そう言うときは持っている本を読むことが出来る。少し嬉しい。

階段から遠いドアから乗るのは理由が有る。駆け込み乗車をしてくる人を見たくないからだ。駆け込み乗車が危ないとか、他人に迷惑だから止めた方がよい、と言うつもりは全くない。勿論その通りだろうけれど、それは自分の守備範囲の問題ではない。そんなことを言えば社会に無関心とか利己主義とか言われそうだけれど。駆け込み乗車した人が、自分にぶつかって危なかったなら、ぶつかるなと言うだけである。

1回しか見たことがないけれど、ずっと昔、電車に乗ってドアが閉まるのを待っている時、ボンヤリ、詰まりいつも通り、通路の方を見ていると、駆け込み乗車をしそうな人が階段を降りてきた。隣のドアに突進した。あいにくとても混んでいた。前からは入れそうにない。くるりと回って尻から入ろうとした。半分ぐらい入った。ドアが閉まりかけた。何とか乗れそうな様子だった。その時、車内の誰かそのオニイサンの背中を押した。たたらは踏まなかったけれど、普通に降りるようにホームに押し出された。電車のドアは閉まった。そのオニイサンは「エッ」ってな感じだったが、電車は発車した。そのドアの辺りから嬉しそうな「オー」というどよめきが起きた。

駆け込んで乗車出来た人は、他人の迷惑も顧みず安心したような表情を浮かべる。ちょっと悲しい、もう少し早く駅に来れんかったのかねえ。まあそう言う人は、今度は一本早い電車に乗ろうとして、駆け込み乗車をするのだろう。急いで何処へ行くんだ。

自分は大きな意味で行けば間抜けかも知れないが、普段の事では普通だと思っている。もし自分が駆け込み乗車をしようとして、目の前でドアが閉まったら、「小人の過つや必ず文る(かざる)」じゃないけれど、きっとしらを切るだろう。それは内側からドアのガラス戸越しに見ている人からすれば、可成りの間抜け面。かといって悔しいって言うほどの事でもないし。シラッとしていられる自信がついたら、やってみたい気もする。

上手く乗れたら、それはそれで、「ああ良かった」と小さい声で言いそうだ。階段を走り息が少し荒いのに何事も無かったかのようにしているほど体力も無いし。こんな事をじくじくと考えている自分は小心者です。

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