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2007年9月23日 (日)

裸足の女(2)

今年の初夏の日曜日に近くの自然公園に散歩に出た。未だ猛暑の夏を予想した人は居なかった。

ゆっくり歩いて行った。もうすっかり初夏だ。眩しい。その小高い公園を巡り歩いた。ムサシノキスゲが斜面一杯に咲いていた。キンラン、ギンランも咲いていた。公園の中は新緑の匂いがした。もうハリエンジュの花はすっかり終わっていた。今年はその公園のハリエンジュの香を楽しむ事が出来なかった。1つ楽しみを逸してしまった。

公園の戻り比較的大きな交差点を渡ろうとしているとき、中年のオバサンとすれ違った。買い物帰り風だった。1箇所だけ自分にとって変だった。裸足である。もうちょっと観察したかったが、勢いで青信号を渡ってしまった。それ以来その人を見かけていない。

昔シルクロード上の或る町に行った。最初の朝、ホテルのダイニングに靴下を履いて行った。トレーニングウェアを着ていた。ボーイが目ざとく見つけて、履物はどうしたと言う。その夜サンダルを買って、次の日からそのサンダルを履いて朝食に行った。ボーイは自分の足下を見て安心した顔で何も言わなかった。

裸足のオバサンとすれ違った瞬間にそんな昔のあの町の事などを思い出した。

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