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2007年10月10日 (水)

虫相撲

家の近くに縁台を大きくしたような木の台が有った。そこの庭の持ち主が作った物だ。子供達は良くその上で遊んだ。

未だ小学生の頃、夏休みの閑なときはそこで遊ぶことが多かった。梅や桜、欅の大木に囲まれた広場の様な庭。子供達のたまり場、木の台がその核。いつも子供達が遊び回るものだから、地面には草も生えず、表面がつるつるした土。

その日はカブトムシ、クワガタ、オウゾウムシを各自何匹かずつ捕まえてきた。これらはドングリ系の木の樹液に集まる。いつもの原野山林のクヌギやコナラの木を回って歩けば、運が良いと沢山採れた。蝶やスズメバチも樹液に集まる。特別刺激しなければ刺されることはない。スズメバチが何匹もいるときはクワガタが居ても、ソロソロ後ずさりして別の木に向かった。カブトムシがいると他の虫が少し離れていることが多かったが、いなければみんな同じ所に顔を突っ込んで樹液をなめていた。カナブンもいた。暢気な良い景色。蝉の音も全山に響き渡っていた。

その日はオオゾウムシで虫相撲を遣ることにした。一匹ずつ出して取っ組み合わせる。全然迫力がない。そもそも殆ど動かない。下手をすると死んだふりをする。黙って動かない時も有るが、手足を縮めてコロンと寝転がるときも有る。それでも暫く見ていると突然一匹がとても昆虫とは思えない辿々しい足取りで歩き出す。それで一計を案じ接着剤で10センチほどの紐を双方の背中に貼りつけて、放って置く。暫く見ていると片方が動き出し、土俵から出ていった方が勝ち。両方とも全然動かないときはマッチを擦って両方に近づける。慌てて逃げ出すがゴロンと転がって足が焼け焦げる奴もでる。そう言う奴の足は千切ってしまう。最後は足が2本ぐらいしか残らない奴もいる。もう役に立たないので、近くの小さな池にポンと捨てた。

相撲も飽きたので、それぞれ手に持って、直接長い鼻で戦わせる。無理にやると、頭が回って、千切れてしまう。その日は結局、10匹位居たオオゾウムシが全て悲惨な運命を辿り。池に捨てられた。

小学校も高学年になったら、我々はそんなことは止めちゃったけれど、スモウベヤでは、ずっと遣られてきたし今も遣っているらしい。そんなことをしている連中は他にも沢山居るんだろうなあ、多分ご大層な理由は付いているんだろう。黙祷。

スモウベヤの件は目茶苦茶処分が甘いと思う。将来に禍根を残す気がする。最低限ヘヤは潰して理事長は辞任だろうなあ。国技を標榜するなら、もっと自己に厳しくなけりゃ。

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