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2007年12月21日 (金)

○○ジジイ、○○ババア

12月初めの昼下がり、近くの緑道を散歩した。幅が広くゆったりしている。空は雲に覆われて肌寒い。歩いている人は前後見渡す限りで10人もいない。ベンチに座っている人は3人しか居なかった。早足で歩かないと寒い。遠くに自転車の鈴が鳴っている。段々背後から近づいてきた。その自転車は自分の横を通り過ぎた。追い越し際に彼はこちらを睨むように見ていった。通り過ぎると鈴が鳴りやんだ。と言うことはあの鈴は自分に対して道を空けろと言う意味だった。道は広いのだから勝手に先に行ってくれればよい。遠くから鈴なんか鳴らすな。追い越し際に睨むな。○○ジジイ。

散歩の後にスーパーで買い物をした。いつもの様に混んでいる。籠を取ろうとして取手に手を掛けたら、後ろからよたよた歩いてきたお爺さんが、自分の籠の下の籠を取ろうとして引っ張った。取れるわけ無いじゃないか。もう少し待て、あと5秒待て。無理無理引っ張った。籠ははじけるようにして浮き上がり取れた。こちらは前がテンになった。お爺さんは取ってからジロッと自分を睨んだ。○○ジジイ。

レジに並んでいたら、誰かの籠が自分の尻を押す。お尻齧り虫かと思ったが、そうじゃない。チラッと見たら、小柄なお婆さん。通りすがりかと思ったがそうじゃない。急いでレジに着きたいらしい。だからといって人の尻を籠で押すな。○○ババア。

レジを通ってやっと○○ババアから逃れて詰め台に辿り着いた。混んでいた。ちょっと待って、一人分が空いたので、そこに入って持参の袋に詰めていたら、太ったお婆さんが近づいてきた。悪い予感がした。隣とは狭くて一人が入れる隙間はない。そのお婆さんはとても太っている。にもかかわらず、お婆さんは詰め台に真っ直ぐ突っ込んでくる。狭いのに籠を乗せようと手を伸ばした。籠を置いたつもりで手を放した。籠は滑り落ちて真っ逆さまに床に落ちた。買った物がそこら辺に散らばった。ジャムの瓶が割れた。イチゴは逆さに落ちて潰れた。口をパクパクしているが何も言えない。○○ババア、天罰だ。

きっと自分も、あの年になったらああなるんだろうから、今からたくさんの事例を観察し、その作法を習得し、将来立派な○○ジジイに成れるように日々努力した方が良いかも知れない。また虚実ギリギリのサービス精神を発揮し、違う色のサンダルを履いて町を徘徊したり、真冬でも陽が眩しいときは麦藁帽子を被ったりして散歩に出るとか、何か一味付け加えた方が良いかも知れない。

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