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2007年12月 7日 (金)

バナナの食べ方(1)

今は、子供の時ほどの有り難さは無いけれども、バナナはよく食べる。今でも子供の時に好きだったように好きである。週に1回程度スーパーに買い物に行って、45本の房を買ってくる。我が家では年中食べる物の1つである。テーブルの上に長い間不在と言うことが無い。釣りに行く時も2本位持参してちょっとお腹が空いたときに食べる。家で食べるときは、子供の時にバナナを食べる時の晴れがましさを思い出すことは無いが、釣りや1人で長距離散歩の時に1人静かにベンチに座って鞄から取り出して食べるときは、時に黄色のバナナが見えた瞬間に、子供の時のあの感激が思い出されるときもある。近くを通った人は、にやついたオッサンを見て、怪しからんと思うだろう。

中米で3週間ほど仕事をしていたときにも殆ど毎日12本夕食の前後に食べていた。いつも夕方ホテルに戻るときに路上で買っていたが、その日は見つからずに、翌朝見つけて十数本の房を買い、車のトランクに一日中入れて置いたら、熟しすぎて、半発酵状態になった。固そうなのを選んで23本だけ食べた。後は食に堪えなくて捨てた。今でも勿体ないことをしたと思っている。俺のバナナ。

働いていた場所の近くにバナナ農園が有った。切った大きな房を吊して運ぶケーブルが設置されていて、そこに引っかけられた真っ青で大きな房が運ばれているのを見た。子供の時に見たらその時の何十倍も感動したに違いない。ああ言うのが、日本に来て、熟されて店頭に並ぶ。

東南アジアの田舎で、お客さんから昼食に招かれる。嬉しいことだ。自分はまあ大抵の物を嫌わず食べるので、困ることは余りないが、その時は食欲をそそる物が無かった。やや下手物に属する物ばかり。まあそれなりに食べたがお腹が空く。あいにくその日は、早朝から移動していてろくな朝食も取っていなかった。幸いなことにニッパ椰子の屋根で出来た、その吹き抜けのレストランの片隅にはバナナの大きな房が下がっていた。聞いたらお客さんは幾ら食べても良いとのこと。これ幸いとバナナが好きだから、と言って数本食べた。

マダガスカルの片田舎に出張していたとき、熱中症になり2日休んだ。その間水を飲んでジッと寝ていた。腹が減ったら買ってあったマンゴーとバナナを食べていた。その後、同僚が同じ様な症状で体調を崩した。自分は町にバナナを探しに行ったがあいにく見つけられなかった。それを聞いた施主が伝を頼って、バナナを発見し大きな房を持って見舞ってくれた。同僚はそれを食べて回復した。自分もお裾分けに預かり、暫くそのバナナを食べた。

バナナは美味しい。それを持って来てくれた施主の気持ちは我々に勇気を与えた。

バナナ、バナナ、我が愛しのバナナ、バナナの話は尽きない。

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