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2008年2月19日 (火)

トンブリの食べ方

子供の時によく食べた。季節になると何回も食べた。今でも好きな食べ物だ。長じるまでもっと普遍的な食べ物だと思っていたが、日常的に食べているところは、秋田県と多分北陸の一部(?)らしい。勝手に想像すれば、江戸時代に起きた出羽の大飢饉に切羽詰まって食べちゃったけれど、何とか食べることが出来る程度の物だったと思う。仕方なく何度も食べている内に最も適した食べ方を発見して今日に至ったのだろう。

生の時は普通食べなくて一旦乾燥させてから、湯がいて籾と実に分けて、それを分離してから実の水分を取って出荷するらしい。大したことのない食べ物だが、かなり面倒そうだ。

暫く前は、入っている袋に、煮たり焼いたり炒めたりしないで、そのまま食べてくれみたいなことが書かれていた。自分は食べ慣れた物なので、「エッ」と思ったが、それが何なのか分からない人には、想像も出来ない食べ物だろうと思う。草の方で箒を作るホウキギの実なんだけれどね。江戸時代の人は、実を食べる目に遭うなんて想像しないで、箒を作るために庭先に植えていたのだろう。

最近は畑のキャビアとか言っている。そう言われてみれば色が草色をしている以外は、歯触りも大きさも見てくれもかなり似ていると思う。生臭いナンプラーを掛けて、イカスミで黒くしたら、騙される人が居るかも知れない。ちょっと騙されてみたい気もする。

子供の時は刻んだナガイモと一緒に醤油を掛けて食べた。自分の皿に取り分けるとき、相当注意しても、56粒は飛び跳ねてテーブルに転がった。ちょっと手荒に扱えば、数十粒飛び跳ねた。小さいし転がるし、フキンで拭き取らないと取れる物ではなかった。今はもっとたくさんの物に付け合わせるレシピーを宣伝して消費の拡大を図っている。低カロリーで各種ビタミン、ミネラルが豊富、漢方では地膚子(じぶし)とか呼んで、強壮・利尿などの効果も有るらしいが、残念ながら、普通の人は食べる以前の問題で、トンブリまで辿り着かないと思う。ヨーク見ると大抵のスーパーの棚に有るのだけれどなあ。暇な人は見つけて食べてみてください、もっと暇な人は偽キャビアを作って食べてみて感想を聞かせてください。

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