« 核家族 | トップページ | ハンバーグの食べ方 »

2008年3月 6日 (木)

すいとんの食べ方

高校生の時に初めて自覚的にすいとんというものを食べた。母が作った。「昔は好きでは無かった。全然具が入って居なかった。ネギがちょっと入っていた。美味しくは無かったけれど、それしか食べ物が無かったから、無いより増しだった。続くと嫌だったが、それしかないのが分かっていたから、文句を言わないで食べた。食べなくても良くなってから、これが初めてだ・・・」

具も沢山入っていたし、出汁もしっかりしていたから、美味しいと思って食べた。それでも自分はうどんの方が好みかなあ。それから田舎ですいとんを食べた事はない。偶々旅行で「ひっつみ」とかそんな名前で数度食べたことが有る。田舎で食べた物より美味しいとは思えなかった。何かお座なりなような気がした。

すいとん系の食べ物は畑の冬の裏作に麦が出来る地方に多い気がする。北陸や東北の日本海側では農家が小麦を持って居ない。冬の間畑地は雪に埋もれているのだから必然的に作る機会は少ないだろう。

東京に出て来て、自分と同じ程度の貧乏な家庭で育った友人と雑談をしていて、自分が麦飯を食べたことがない、と言ったら信じて貰えなかった。話はそれで終わってしまったが、今考えれば地域文化が大きく違っていたのだ。もっと話をすれば面白かったと思う。

自分の田舎は、冬は雪に閉ざされる。畑に麦を植えて麦踏みをするみたいな話は知っていただけで、遣ったこともないし見たことも無かった。

中学生の時の修学旅行で春の夕方田舎を経って、東京に向かった。明け方板谷峠を越えた。明るくなって福島の平野に差し掛かったときに、青々とした「稲」があった。勿論稲であるはずがない、さて実際何であるか分からない。1時間ぐらい眠い眼差しでボンヤリ見ていて、ハタと麦で有ることが分かった。その時初めて麦を見た。

麦飯は小学校の頃一度だけ見た。兄が病気で入院しているときに、放課後見舞いに行って見た。一口食べさせて貰った。美味しいとは思わなかったが、不味いとも思わなかった。作っている人は分かるのだろうけれど、未だに大麦小麦は見ても区別が付かない。

その内すいとん料理が流行って、ラーメン屋が十軒有れば、すいとん料理屋が一軒ぐらい有るというのは悪くないと思う。各種メニューが有って、スープは味噌、醤油、塩など。具材は野菜の他に鶏肉、豚肉、牛肉など。勿論普通盛、大盛、ジャンボ盛など、各種有った方がよい。

シンプルみそ味は、多めのお湯で茹でた少なめのすいとんに味噌を加えて、ネギが少しだけ散らしてある。価格は¥800内¥300は店主へ残り¥500はNGO経由で海外の飢餓地帯へ寄付。シンプル塩味は価格¥300、色々なことを考えるきっかけとして。

|

« 核家族 | トップページ | ハンバーグの食べ方 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: すいとんの食べ方:

« 核家族 | トップページ | ハンバーグの食べ方 »