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2008年4月 1日 (火)

3月31日の花束

331日の帰りの電車で花束を持っている人を何人か見た。明るい顔の人も居たし、暗い顔の人も居た。スッキリした顔の人も居た。栄転、左遷、定年。

近くに霊園がある。休みの日に散歩していると花束を持っている人に会う。真心、義理、仕事。故人に花束の香は届かないけれど、持って行く人の心に何かしらの祝福はあるのだろう。

「アルジャーノンに花束を」、人の幸せって人それぞれだろうけれど、真ん中に居るのに気付かなくて、それを捨て失ってから気付く人って多いのだろうなあ。不幸せの真ん中に居るのに、幸せだと思い込んでいる人も居る気がする。

昔出張中に夜半過ぎに帰ってきて、花マーケットの側を通った事がある。薔薇の花が、数百本単位で束ねられていた。数十本買ってきて、部屋に飾ったけれど寂しいばかり。23本を残して直ぐ、みんなに分けた。肩の荷が下りた気がした。

今まで何回か花束を貰った。真心が無ければ自分とは違う次元で美しく咲いているばかりである。それでも美しい花を見ていると心が落ち着くものだ。

331日に花束を貰った人達は、どんな形で貰ったのかは知らないけれど、新たな出発。1回溜め息ついて又歩き出す。

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