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2008年7月25日 (金)

最高級天然木炭

BBQの季節である。子供が夏休みに入った。お父さんも夏休みを取って、お母さんも夏休みを取って、家族みんなでキャンプに出掛ける。勿論BBQをやる。キャンプはしなくとも日帰りで奥多摩に行ってBBQをやる。金持ち会社は高級リゾートへ社員旅行かも知れないが、普通の貧乏会社は、近場の海か山へ行ってBBQをやる。兎も角BBQの季節なのだ。

昔と違って今、炭を炊事や暖房に使っている家庭は無い。有るとすれば余程の金持ちか、風変わりな人だ。それでBBQをするとすれば、荒物屋で一俵の大きな炭を買う必要は無いから、大きな雑貨屋(もしかしたらホームセンターというかも知れない)へ行って、小さなカートン入りの炭を買う。高い備長炭なんかは売っていないから、安いマングローブ炭を買う。ご心配無用、自然破壊には、成らない。東南アジアの人達も馬鹿では無いから、鵞鳥の腹を割いて金の卵を一度に全部取ろうとしたりはしない。ヒルギを適当に伐採して炭を焼き、一巡して元に戻れば、マングローブは元の様になっている。永久に炭が焼ける。

300円で3Kg有る。想像を絶して安い。炭を焼いている人達は、日本でどの様に売られてどのように使われているか知らない。彼らは何の役にも立たなかったマングローブが安定した現金収入をもたらす物となって、喜んで働いている、多分。

この間、炭を買いに行ったら「最高級天然木炭」と印刷してある段ボール箱を見つけた。早速喜んで買った。最高級は、屑炭は混じっていません、太くて長いのばっかりです、位の意味だろうけれど、天然木炭ってどう言う意味? 天然って普通、人為が加わっていないこと。自然のままであること位の意味だろうから、一瞬、山火事でも起きて自然に出来た炭かいなと思ったが、勿論そう言うこっちゃ無い。単に天然とか自然とかが好きな我々のために使った修飾語だった、と思い当たった。強いて理由付けすれば、人工林でなく勝手に生えてくるヒルギを使って作った炭でっせ、程度の意味だろう。天然の木炭ではなく、天然木の炭。

瓶詰めの水に~~の天然水とか有るが、あれと同じ。逆の~~の人工水というのはほぼ無いから、無意味な形容詞。それとも濾過したり殺菌したりしたら人工水というのだろうか?まさかねえ、自分は人工水と言ったら水素と酸素を反応させて、つまり燃やして出来た水でなければ人工水と言えない気がしていますがねえ。

富士山から湧き出た天然水も最高級天然木炭も罪が無いから良い、殆ど反対概念の無い無意味な修飾語に惑わされるのも一興。最高級天然木炭で楽しいないしは楽しいふりをするBBQ

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