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2008年8月21日 (木)

停電

数年前に強烈な低気圧が外房をかすめて北上したとき、千葉や茨城で電柱が何本かなぎ倒された。その影響で長時間広範囲に停電地域が発生した。我が外房の隣人のお宅も停電に見舞われた。夜半揺らめく蝋燭の光の中で台風の様な暴風が家を揺らし、雨が壁や窓に打ち付けた。二階の寝室は余りにも揺れて、落ち着いていられず、一階で1人朝まで過ごしたとの事。電気が有れば老人の友達、テレビを見て過ごせたのだが、その電気が無かった。気の毒なことだった。

彼には大いに同情した。嵐の後で、自分の庭には、何処からか飛んできたプラスチックの波板の破片やら、小枝やらがいかにも嵐の後と言う感じで散らかっていた。

田舎に居た子供の時、台風や大きな低気圧が近くを通過するとよく停電した。夜に通過するときは、早めに夕食を食べて、早めに寝た。枕元には懐中電灯を準備した。夜中に嵐の音で目が覚めることが有っても、暫く暗闇の中で聞いているだけで又寝入った。

最近は停電に遭ったことが無い。何かの大きな工事で予定停電と言うことも少なくなった。世の中は便利に成ったけれども、ひとたび停電に成れば自分が子供の時より余程酷い気がする。

偶々隣人から長時間の停電の事を聞いて、停電の時の事を考えて有って当たり前の電気の事など忘れていて、有ることの有り難さについて思ったことはなかった、でもまあよく考えてみれば、世界には、いつも停電というか、電気が無い村なんてざらだ。

我々は今更原始的な社会に、若しくは只電気が無い程度の昔に戻って暮らすことは出来ないけれど、今でも電気が無い所に暮らしている人達に比べて、我々がより幸せだと言う積極的な理由を探すのは結構困難な気がする。

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