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2008年11月18日 (火)

冬の鳥、ツバメ

昔、東南アジアで働いたことが有る。仕事からの帰り、街を歩いていた。地上は暗くなり始めていた。空は未だ明るい。何気なく上を見ると、夕日に照らされている高層ビル。黒い点のような小鳥が沢山飛び回っていた。数十羽から数百羽の群れ。数日間は特に気にも留めないで居た。

郊外から車で街のホテルに戻るとき、注意してみると高い空に例の鳥と同じと思われる鳥が数十羽群れて飛んでいた。その内、気になって現地の人に聞いた。最初は小鳥、つまりコウモリではないと言う意味、もう少し突っ込んで聞いたら、ツバメだと言うことが分かった。

日中は目立たないから、夕暮れ時だけ集団で居るかも知れないし、塒に帰る時に大きな群れになるのかも知れない。ここではツバメは冬の鳥。冬と言っても日本の9月か10月の気候。日本などの温帯で1~2回の繁殖が終わって子供達を引き連れて故郷に帰り、冬を越しているのだ。産まれたところが故郷なら、日本などの温帯が故郷で熱帯は旅先なんだろうけれど。

自分達は連日多忙で疲れ気味、ツバメはヒラヒラと空高く飛び回っている。春に5000キロ飛んで温帯アジアで繁殖し、秋に又5000キロ飛んで、冬を熱帯で越す。

「空の鳥を見よ、蒔かず、刈らず、倉に収めず。されど、天の父は、これを養い給う」

翻って、我々は、あくせく働いて、色々考えてやっと生きてゆく。

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