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2008年12月10日 (水)

浦島太郎(1)

1000年ぐらい前、分かりやすく言えば、平安時代中期、日本に天然痘が大流行した。貿易で海外からもたらされたと思われる。たくさんの人が、勿論高貴な方も、そうでない方も、或る意味平等に罹って死んだ。当時人口は多分約600万人、勿論日本全体で。今の20分の1以下。藤原氏全盛時代。そんな位前のある時、そんなに分かりやすくもないか。

丹後の国の或る海岸で、1人の若い漁師が歩いていた。漁師の割には色白。小柄でひ弱そうだった。その人の名は浦島太郎。

子供達が一塊になって、何かしていた。興奮した様子や切れ切れに聞こえる声から、何かをかまっているらしい。近づいてみると子供達がウミガメを苛めていた。太郎がやめるように言っても子供達は、彼を一瞥しただけで、止めようとはしなかった。太郎が懐から財布を出して、一文ずつ与えたら、囃し立てながら子供達は走り去った。

この亀は命拾いをした。太郎が通りかからなかったら子供達になぶり殺しにされただろう。子供達は頭に血が上っており、それぞれお互いに刺激されて、又亀が苦しむのを見て益々エスカレートして殺してしまっただろう。

子供の頃、カブトムシやゾウムシで遊んだ。引っ張り合いをさせた。小さな土俵で相撲を取らせた。負けた方に罰を下し、足を一本むしり取った。2回負けたのは2本むしり取った。段々エスカレートして首を捻った。半回転させると首が取れた。みんな喜んだ。ゾウムシを並んで歩かせて、遠くから石をぶつけて当たると喜んだ、そんな経験あなたに有りませんか?

相手が亀や昆虫だったら、まあどうって事もないが、相手が人間でも、強い権力を与えられた集団と無力な集団が、狭い空間に長い間一緒にいると、次第に理性の歯止めが利かなくなり、暴走する。元々の性格とは関係なく発生して仕舞うところが恐ろしい。

イラクで捕虜を虐待した兵士も数ヶ月前までは善良な在り来りの一般市民だった。それを防ぐのは強い自覚なのか、「宗教」なのか自分にはよく分からないが。或る種の深い知識が無ければならないと思う。

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