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2008年12月16日 (火)

ニガウリの食べ方

学生の時、夏休みに1人フラフラ旅に出た。泊まった民宿で瓜の漬物が出た。持ってきたオバサンが、『こちらの食べ物でちょっと苦いかも』みたいなことを言った。実際食べると、メチャクチャ苦かった。『平気ですから』と言った手前、全部食べたけれど、こんな物を恒常的に食べているって、味覚が狂って居ると思った。

後年沖縄に行って、ニガウリを何回か食べている内に平気になった。暫く食べていないと、フッと思い出す野菜の1つ。トウフ、卵入りのゴーヤチャンプルは、好物である。

以前住んでいた借家には小さな畑が有った。ニガウリを植えた。沢山生った。夜蛾が受粉を行っているようだった。花に悪臭ではないが特徴的な匂いが有った。ドンドン蔓が伸びて、花芽が着いて、実が大きくなり始めると、たちまち大きくなる。取っては食べ取っては食べた。時々忘れると、濃い緑色が薄くなって行き、黄色っぽくなり、オレンジになり赤くなって4裂ぐらいしてタネがむき出しになる、それが地面に落ちて翌年、勝手に芽が出て来て又実を付ける。良い野菜だ。

食べたことは無いが、むき出しに成ったタネを包むちょっとネバネバしたところは甘みが有るようだ。鳥が食べて遠くにタネを運んで貰う可能性が高まるのだろう。

盛夏が終わり、暑さも緩むとボチボチニガウリも飽きてきて、もぐ回数が減る。実は熟して赤化して弾ける。薄い緑の葉の中に黄色、オレンジ、赤の実が生って居るのは美しい光景だ。昼下がり畳に寝転んで濡れ縁越しに、蝉の音を聞きながら、ニガウリの網棚を見るのは、南国で休暇を愉しんでいるようで、心が安まる。

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