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2009年3月17日 (火)

農薬の付いた野菜

近くに八百屋がある。越してきて発見してから、贔屓にしている。新鮮で比較的安いし、何より近いのが良い。週に1回ぐらいは行っている。そこは家族で遣っている。商売熱心なのは結構だけれど、突拍子もない物をしつこく勧めることが有って、閉口するときが有る。

サツマイモを買おうとして、籠に入れているのに、乾ききった石焼き芋を勧めて、籠に入れた、要らないと言って、籠から出したら、『せっかく、美味しいのを安くしたのに』。

閉店間際に行くと、当日中に売りたい物を、しつこく勧める事もある。気の弱い人は買ってしまう。

お隣さんと偶々一緒になって、その八百屋さんの話になったことがある。さもありなん、と言うところの面白い話を教えて貰った。20年近く前の事のようだ。消費者が生産者から遠く離れて、ブルームが誤解で農薬と間違われ、今はブルームレスのキュウリばかりになってしまったが、未だ双方が店頭に有った頃の話。

客:「これ農薬でしょう、こんなの食べられないじゃないの」

八百屋:「ブルームと言って、農薬なんかじゃありませんよ、奥さん」

客:「嘘仰い、適当なことばっかり言って、白いんだから、農薬に決まっているでしょう」

八百屋:「それなら、奥さんの顔の白いのは農薬ですか」

客:「失礼な、違います」

八百屋:「それなら、毛羽立っているから、カビですか」

自分が子供の頃の新しいキュウリには、白い粉、つまりブルームが付いていた。当時名前は知らなかった。この粉は元々キュウリ類には有る物で、水分の蒸散を防ぎ、水をはじいて、果実を環境の変化から守る働きがあるらしい。接ぎ木の台木によってブルームが付いたり、無かったりするとのこと。ブルームのあるのは皮が柔らかく歯切れが良いが、やや日持ちがしない。ブルームがない方は、皮がしっかりして色つやがよく日持ちがする。当時ブルームが付いていなくて、手に刺さりそうなトゲのような突起も消えているのは食う気がしなかった。

最近はブルームレスのキュウリでも、平気だけれど、郷愁からか、昔のキュウリの方が未だに美味しかった気がする。

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