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2009年3月 5日 (木)

棒杭の代わり

2週間ほど前、近くの大きな公園に散歩に行った。正面入り口から入った。梅祭りだった。その日は陽気が良かった。たくさんの人出。最近よく見かけるストリートパフォーマーが何組か居た。子供達がたくさん見て居るところもあるし、大人が多いところもある。時々歓声や拍手がおこる。我々も足を止めて見た。一段落するまで見ると、ああ腰が痛い、と言うことだが面白い。野点が行われていた。屋台が賑わっていた。梅林の中をゆっくり歩くと、強い香がした。

我々は公園を半周した。北東側の出入り口から出た。予定していた食堂に入って昼食を取った。入ったのは始めて。美味しく量も多く満足してそこを出た。同じ所から入って、残りの半分を回った。日当たりの良いベンチで休んだ。散歩の親子ずれやジョギングの人達が通る。

最初に公園に入ってから3時間ぐらい経って正面入り口から出た。入るときに居た若い人が未だ入り口の所にいた。朝から夕方まで居るのかも知れない。70cm角ぐらいの看板を持っている。それには一本棒が付いている。下を地面に置いて、上の方を手で持っていた。看板は彼の顔の辺りにある。入る時に下を向いていた。出るときも下を向いていた。アルバイトの学生で、同じ事をしている人が何人か居るのだろう。看板には『~~の戸建て、モデルハウス公開中、~~ホーム』等と書かれて矢印が付いていた。

自分も幾つもアルバイトをしたけれど、棒杭の代わりのアルバイトはしたことが無い。

看板を公園の地面に刺しておけないから、彼が持っていたのだろう。棒杭は人間の代わりが出来ないけれど人間は棒杭の代わりが出来る。

何となく悲しくなって黙りして家に帰った。

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