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2009年5月21日 (木)

夜の苦しい息

今家の中は変な音に満ちている。

各種電気製品が発するピーピーの電子音にはもうすっかり慣れてしまった。トースター、電気釜、洗濯機、湯船に湯が満たされた音。昔はどれにも音は無かったけれど、特段の不便は無かった。仕事が終われば静かになるだけ。音で知らせてくれれば、何かちょっと便利に成った気がするけれど、目が悪い人以外には、実際はそんな事もない気がする。洗濯をしていることや、ご飯を炊いていることを忘れていても思い出させてくれる、と言うのは又別の対策が必要だ。もう有るのかも知れないが「ご飯が炊けました」「洗濯が終わりました」と言って知らせてくれる電気製品は欲しくない。10数年前に「有難う御座いました」と言う自動販売機と公衆電話に遭遇したが、直ぐお目に掛からなくなったから、絶滅したかも知れない。良いことだ。設置した人々はそれなりの熱意が有ったのだろうけれど、大部分の人から支持されなくて、無くなったものと思う。

その内電気製品として電子レンジが加わって、これは初めから各社チン、と言う音。それでチンすると言う動詞が発生した。このチン、何かいわれが有りそうだ。何で『チン』になったか、ご存知の方が有ったら、お教示願いたい。

ピーピー鳴って、次の行動を起こすと言うのは或る意味合理的なようだけれど、自分で考えれば済むことを、外部刺激がなければ駄目になるように仕向けられているようで、好きになれない。ユーザーを馬鹿にする陰謀のような気がしないでもない。

家にある洗濯機の回転が一旦休止して、次の回転に入るとき、豚の断末魔を連想させる音を出す、切ないから止めて欲しい。また湯沸器が点火されているが給湯していないとき、大きな溜め息のような音を出す。夜遅いと、自分がこき使っているのを溜め息で応えている様で、これも又止めて欲しい。アイロンはスチームがよく出ない癖に時々、関係ないときに「シュー」という音を出す。電気釜は、保温の時に、「ギッ」という音を出す。

夜に苦しい息の様な音を聞かされると、器械から不平不満を言われているようで気分が優れない。

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