桑の実拾い(2)
最近週末は年中行事の桑の実拾いをしている。何処でどうなったかは知らないが、近所のいつも沢山大きい実を拾っていた桑の木が、冬の内に切られてしまった。可成りの大木で、お世話になっていたのに、そこで拾っていると、暫しのお仲間が出来て楽しかったのに。通行の邪魔でも無いし、近隣に人家が有って桑の実拾いが朝から煩いと言う苦情が行くわけでも無いし。まあ考えられることは土手の中腹にあるので、風で倒れたら道路が壊れる位のものだが。何か負け惜しみっぽい。
桑の実を拾うのは公園かそれに準じる所なので、冷やかしが来る。お仲間が出来る。
自転車で来たお爺ちゃん:「わしが手伝ってやる」そこいらから棒を持ってきて、生っていそうな枝をその棒で叩いて、実を落とす。ハッキリ言って有り難迷惑だが、本人に全く自覚成し、暫くして飽きると、プイと自転車に乗って何処かへ行くが、実が落ちているところの真ん中を突っ切って行く。
散歩のお婆ちゃん:「嫁に散歩って言って出て来た、少し手伝ってあげる」未だ沢山拾える実が有るところを、足を引きずりながら歩いて台無しにして、2~3個拾って呉れる。その後はもう拾わないで、実を踏みしだきながら、独り言を言って、その内プイと何処かへ行く。
若い夫婦連れ「何して居るんですか」見りゃわかるだろう。ジャムにする、と教えても全く無反応で、来たときと同じように自分達の話題に戻って居なくなる。
犬を連れてくる人、老若男女あり。大抵の犬は桑の実が好きだ。あちらこちら蹴散らしながら、10個位食べる。「邪魔して済みません」とか言っているが、そう思ったら来るな。
初老の夫婦連れ「生で食べますか、ジャムですか。頑張って」後は天気の話などをして又元気良く散歩を続ける。
その他色々な人が来て、年中行事の桑の実拾い狂想曲も間もなく終演。
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