98円家族
昔駅前に小さなスーパーが有った。必ずしも安いわけでは無かったけれど、自分はよく行った。夜7~8時頃結構混んでいた。当時としては珍しい1個売りが有った。タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、ナス、キュウリその他、大抵のものが1個でも買えた。ミカンも1個でも買えた。
当時自分はそれでも米は5キロ入りを買った。本当にお金が無いときでも、1キロ入りの米は買ったことがない。主食=民族の基本的食べ物、と言う程煮詰まって考えていたわけではないけれど。お金が無くて5キロ入りの米を買うのが躊躇われるとき、うどんやらパンやらラーメンやら食べて、「今はこれが食べたいから」のつもりでいた。このスーパーその内店を閉めて食べ物屋さんに成った。昔それなりにお世話になったので、今でもフラッと休日の昼食に立ち寄る事が有る。
それから暫くして、99円実際は104円で大抵の食料品が買える小型スーパーが出て来た。包みが小さくてこれも重宝して利用させて貰った。ビールもどきは大型のスーパーよりは少し高かった。そこに行くときのリストと大型スーパーに行くときとはリストが違う。
それから又、実質100円のお菓子類を売るお店等も出て来て、それなりに皆さん工夫努力が有って、ああ大変な事だと思ってしまう。感謝しております。
今は大型スーパーでも実質98円の品物が数多く陳列されている。厳密には比べられないけれど、見出し価格は安いわけだから、昔買っていたものと同じと思って、消費すれば確かに、全体的には出費が減る。
家はよく98円ものを利用させて貰っている。因って98円家族である。でも経済全体としては、ちょっと違う気がする。ものにはそれぞれの価格が有って、それぞれのおたがいに都合の良い入り数と言うものが有って、もっと全体として滑らかに、結果合理的で作り手、売り手はそれなりの利益、買い手はそれなりの満足が有る気がする。誰か経済の先生で、研究している方が有れば、そう言うこともお知らせいただきたい。テレビでは自分には解りにくいマクロ経済について話す人は多いけれど。
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