« 初日の出 | トップページ | 山栗の食べ方 »

2010年1月 7日 (木)

アケビの食べ方

以前10年以上同じアパートに住んでいた。二所帯が上下で住んでいた。自分は1階に住んでいた。周りが家に囲まれていた。広い庭が有った。その庭に、山から掘ってきたアケビを植えた。数年で実が生るようになった。居ながらにして毎年アケビが取れた。

鳥に食われる前に、自分が取って食った。それで季節が分かって、頃合いを見ては近郊の里山に行ってアケビを取った。

何十個も食う物じゃないので、適当に良さげな物を選んでもいできた。実は適当に食って、種をそこらにばらまいた。家まで持ち帰った実は食べた後、種を庭にばらまいた。春になると新しい蔓を何十本も取って湯がいて食べた。

実を食べた皮は、薄い紫の綺麗な物ばかり。その皮にアンを詰めて油で揚げる。飯のおかずにも酒のつまみにも向く。中のキノコや挽肉、味噌の美味しさと皮のほろ苦さ、独特の食感、大人の味。年に一回しか作らない季節の物。

子供の時は、山に行って沢山取ってきた。実をたくさん食べたが、詰め物をした皮は食べなかった。あれは子供の味では無かった。

ここ何年かアケビを取ったことが無い。昨年、惚れ惚れするような良い実が十個ばかり生っているのを発見したが、場所が悪くて取れなかった、その場で見上げながら、暫くアケビに関わる幾つかの思い出に浸った。

山里の産直や道の駅でアケビの蔓の細工物が売っていることが有る。きっとその里山をほっつき歩けば、実が取れるかも知れない、あのほろ苦い大人の味。

|

« 初日の出 | トップページ | 山栗の食べ方 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 初日の出 | トップページ | 山栗の食べ方 »