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2010年4月14日 (水)

ラムネ

小学生の頃、毎日貰うお小遣いで時折ラムネを飲んだ。当時今ほど冷蔵庫が発達していなかったので、田舎の小さなお店では、そんなに冷えていなかった気がする。と言うのも、大抵栓を開けると、ビンの口から泡が吹き出していたので、開けると同時に、口を近づけて、余り溢れないようにして飲んでいた。冷蔵庫の事は、ハッキリした記憶がないが、そのお店のものではなく、多分、飲物を供給している製造業者からの貸出品で、少しは冷えるショウケースという程度のもの。

ラムネの栓はビー玉で内側に落とし込む。凸型の『栓抜き』で落とし込むのが普通だが、誰かがするのを見習って、小指か人差し指の指先を差し込んで反対の手で押し、栓抜きをした、出来ない子より、自分としては大人びている気で、少し内心は優越感が有ったが、今思えば、誰も何とも思っていなくて、且つ凸型の栓抜きで抜いた方が、よっぽどマシに違いないが、当時は気が付かなかった。

自分としては流行っていたラムネを発見して飲んで、少し得意気だったけれど、戦前から有った。大日本帝国海軍の艦艇には消火設備として炭酸ガス発生装置が設備されていて、それを転用してラムネを製造し乗組員に嗜好品として供給していていたらしい。そんな事も有って、ラムネは広く庶民に親しまれていた。

戦争帰りのオジサンから軍艦に乗って居るときにラムネを飲んでいたと聞かされても、何で海で戦争しているのに、軍艦の上にラムネが有るか理解していなかった。この暢気で甘く泡の出る飲物を、戦争しながら飲めるんだ?つまり軍艦に乗っている間中は、常に大砲を撃ったり、弾が軍艦に当たったりしているのを想像して、特段の事が発生しなくて、休憩していることが有ることを分かっていなかった。

今も何かの行事や、小旅行でラムネを発見することが有るけれど、飲んだことが無い。ちょっと高いのと、その場で飲みきりだから、手が出なかった。今度思いっきり喉が渇いていて、ラムネに遭遇したら飲んでみよう。もしかしたら、子供の頃のことが、思い出されるかも知れない。楽しいことの方が良いが、そうでないことが不意に思い出されるかも知れない、それはそれで良い、生きた証の1つだ。

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