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2010年6月15日 (火)

出雲の神々(1)

我が友人の話。

彼は見た感じが良い、まあ男前である。勉強もしたし、運動もした。性格も良い。彼とは30数年来の友達である。お互いに一度も相手の誠意を疑ったことはない、と言うより疑う局面に成ったことが無い。一緒に旅行したり、遊んだりして意見が違うことは時々あるがそれは当たり前のことで、意見を出し合い、話し合えば直ぐ合意出来ることだ。

彼が結婚した相手は、全体的には平凡で地味な感じがした。彼だったらもう少し美人で知的な感じが似合う気がした。とは言え、それは当方には、関係のないこと、勿論祝福しただけで、当然何も言わなかった。

ある時彼は、平常な感じで、つまり特段の気負いを感じさせず、サラッと自分に言った。

『若い頃自分は美人で知的で、出来れば少し金持ちな女性と巡り逢って結婚するだろうと希望していたが、今の家内と知り合って結婚した。それに自分は感謝している。こちらの神無月、出雲の神在月に瑞穂の国の神々が集って、縁を結んでくれた。それで自分には今の家内を娶せてくれた。神々が各種算段して決めたことだ。自分はそれに感謝して従うだけだ』

-- 続く --

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