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2010年7月22日 (木)

家出少年(3)

荷物は予め田舎の最寄り駅からチッキ(今の人は多分意味が分からないだろうと思います、暇な人は調べてみてください)で送っておいたから、手回り品とちょっとした食べ物と水と本だけを肩がけの鞄に入れていた。やることもないので駅の待合室で、ボンヤリ座っていた。暫くすると隣に中年のオジサンが座った。ちょっとしたら話し掛けてきた。親しげである。特段警戒もしなかったが、何か色々聞きたがる。鬱陶しいなあと思った次の瞬間意味が分かった。

彼は警察かその協力者で、家出少年らしいのに声を掛けて未然に防ごうとしているのだ。突然笑って少し息が苦しくなったが、色々面倒くさいので学生証を見せたら「じゃ気をつけて」見たいに言って直ぐ退散した。

自分では子供っぽい顔をだと思ったことはないが、薄暗い待合室で、ちびた鞄1つで、暗い顔をしていれば、間違われるのもさもありなん。家出少年と間違われたのは後にも先にもこれ1回きり。

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