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2010年10月 7日 (木)

電車の樟脳(8)

休みの日に、午前中出入りすると、アパートの住人と擦れ違う事が有った。会釈する程度で余りお互いに話はしなかった。その内の1人で当時中年と思っていたオバサンは、今考えれば多分三十代の半ば。当時やっと少し一般化してきていた上下揃いの手首足首が括れているトレーナーのようなラフな格好。初めてすれ違ったとき、少し何かの香がした。全く化粧っけも無く地味な感じの人だった。

彼女と2人宵の口にアパートに戻る時に、如何にも夜の商売という感じの厚化粧の派手な服装の女性とすれ違った。高そうな香水の香りがした。彼女からあの人は、午前中の人と同一人物と知らされたときに伊藤は本当にビックリ仰天した。

1人は頭にタオルを被ってアパートの掃除とか仕事にしている感じの地味な人だったし、1人は派手な美人のクラブのママだった。その人は全くの別人の感じで、多分、夜の仕事生活と、昼のアパートにおける生活も又、全く別のものだったのだろう。あのオバサンは今どうして居るだろうか。

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