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2011年4月 7日 (木)

オーロラ見物(3)

それから23年後に、夕方家にいると、外が騒がしい。北の空に、怪しい美しい光が見えるという。多分季節は晩秋で、時間は夕日が沈んで直ぐ、未だ空に青みが残っている頃。何でも見たがりで直ぐ駆けつける自分は、歌橋に走った。北側の欄干で北の空を見た。低い空に、赤みが有る所と青みが有るレースのカーテンのような光が、ゆるく揺らめいていた。当時未だレースのカーテンは実際は知らなかったけれど。みんな一言も発しないで、溜め息の様な声ばかりで、小一時間ほど見ていた。その内段々微かになり、消えた。もう夕闇の世界に成っていた。当時自分は小学校の中学年で、何となく偶にはオーロラが見られるんだ、と思ったが、それ以来自分の田舎でオーロラが見えたと言う話は聞いたことがない。北緯40°近辺でオーロラが見られることは、非常に珍しい事なのだろうと思う。きっと子供の頃に見たあのオーロラが自分にとっては最初で最後の物だと思う。後で見たテレビの記憶で補強されてしまったかも知れないけれど、確かにちょっとこの世の物とも思えない感じだったなあ。天女の羽衣?

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