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2011年7月13日 (水)

与那国島探訪(10)

5.        大物釣り

宿泊していた宿の直ぐ下に港が有った、漁港兼フェリーターミナル。港の周りを彷徨いていると漁船が不定期に戻ってカジキマグロを水揚げしている。勿論直ぐ見に行った。何時かテレビでその模様をやっていたので、情景を想像できる人は多いと思う。

カジキを吊り下げるクレーンに秤がついていたか、記憶がハッキリしないが、直ぐ何人か出て来て非常に地味にサラサラとセリ。手際よく解体されて冷凍庫へ。その船は、セリが終わると、何事も無かったかのように又、沖に出て行った。午後ちょっと遅くなると逆光でたちまち、光の中に消えて見えなくなった。

カジキを捕っているのは男達で競っているのは女達。デジャブのように同じ光景が日に何回も行われた。その度に傍まで行って見ていた。カジキが捕れるか捕れないかは、或る意味博打の様な物だろうけれど、この人達はこれで生活して居るんだ、と言う強い存在感が有った。ごく日常的な出来事。

街の生活に倦んで、離島をフラフラしている身には、強烈な景色に見えた。言葉それ自体が意味を持って、実態と離れた観念に振り回されている事に、苛っとする身には、無口で厳しいながら実生活が感じられて、本当は自分が根無し草で漂泊しているのがばれそうで、近づきたくないのだけれど、有れば見ずに居られないと言う感じ。

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