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2011年8月18日 (木)

照明節電

青春18切符を使って小旅行をする。冬休みの時は、4時頃になれば、かなり薄暗い、曇っていれば、もう夕闇の世界。街を彷徨き偶に思った以上に遅くなるときが有る。

初めての町の薄暗いアーケードの中を1人で歩く。シャッターの閉まったままの所も多い。ブラブラ左右の商店を見ながら歩く。そこに自分の存在感は殆ど無い。子供の頃の思い出の中を歩いている気がする。

商店街の中に近所の人達が買い物に来ている。八百屋の店先に数人が居て、買い物をしている。品物を沢山店先に並べた小さなスーパーに何人かのお客が買い物をしている。レジの人と何やら話してワッと笑ったり、ちょこっと話をして、頷いたり。自分も入って行って、戻りの電車での飲物、ちょっとした食べ物を買う。品物を貰ってお金も払っているが、現実味に欠ける。半透明の様な感じがする。総菜屋にも人が何人か居る。ポツポツとある食料品のお店には、お客が居る。全体的には薄暗いが、その人達の生活の感じがセピアの写真の様だ。そんな町を夕方歩くのは、心が安まる。

そろそろ、飲み屋さんや、食堂も店を開ける。飲み屋の明るい感じのお姉さんが看板を店から出して電気を付ける。食堂のオジサンが暖簾を掛ける。焼鳥屋のオジサンが、白い前掛けをして縄のれんを掛ける。

ヨーシ、今日は一杯飲んでから電車に乗るか。

最近はどの街も節電して、自分が好きな薄暗い地方の駅前の感じが出ている。無駄に明るい街は、人を忙しなくさせる。薄暗い街は人をゆっくりさせる。もっとゆっくり生きたい。

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