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2011年10月20日 (木)

タコ釣行記(2)

2)1人タコ釣行

その年の7月某日、解禁に成ってから2週目の土曜日、朝は小雨模様だったが、予報は良かったので東京湾、横浜側の釣り船からタコ釣りに出た。

中央線の某駅から電車に乗り、新宿で乗換、山手線へ。品川で乗換、京浜急行の蒲田で下車、もう小雨は止んでいた。他の電車組と一緒に船宿差し向けのマイクロバスに乗って船宿へ。

受付を済ました。道具は簡単、渋糸20号ぐらい50mと糸巻き、後はタコテンヤ、殆ど消耗する物ではないが、呼びに1個、道具はこれだけ、電車釣り師には、とっても有り難い。竿もリールもその他長ったらしいテンビンや籠も要らない。弁当、菓子、飲物類と道具入りのリュックサックとクーラーのみ。循環水やコマセを使うわけでもないので、長靴もカッパの類も要らない。真夏の散歩や買い物に行くような格好で充分、帽子、サングラス、首にタオル、長袖シャツ、ジーンズ、スニーカー、それに釣り用手袋。

見せかけ餌の石蟹一匹貰って自分の席で準備。余談になるが、東京湾側は冷凍が多く、富津側は生きているのが多かった。石蟹は、何回もタコに食われる寸前まで行って、最大限の恐怖を味わって、命拾いして、それが数時間の内で何回も続くのだから、人間だったら発狂しているか気絶しているだろう。ある時、釣りが終わって仕掛けから解いたら、フラフラ歩いていた。家に連れ帰り、形を整えて輪ゴムで縛り冷凍した。

釣り場まで持参のお弁当朝食として食べた。キャビンにもたれ掛かって、船縁から足を出して至ってだらしのない、ゆるい格好で夏の朝の潮風を浴びながら。河岸である多摩川からの景色を見ていた。京浜工業地帯も見えるし、羽田空港も近くだし、割りと好きな景色だ。いつも京浜工業地帯を海側から見ているときは、そこにゴジラが上陸して、石油コンビナートを蹂躙して都市部に殴り込むと言う往年の映画のデフォルメが頭の中で活動している。他の人は何を考えているのだろうか。そう言う話が出来る機会って滅多にないなあ。

一方羽田空港からは2分毎ぐらいに飛行機がひっきりなしに発着して、見飽きない。滅多に乗ることはないが、大型飛行機が轟音を上げて離着陸し、たちまち遠くに行ってしまう。遠くなければ、1人で電車が良いけれど、飛行機じゃないと行けないところもあるし。

30分ほどで釣り場に着いた。船頭の「さあ、やってください」で釣り開始。乗合船は片舷123人乗っていて満員御礼、隣とは殆どお祭りはしないから、気が楽だ。そもそもガラ場で浅いし、難儀なことはない。着いて23分で次々釣れ始めた、自分にも釣れた、500g位の平均サイズ、船は殆ど流しっぱなしでドンドン釣れる。昼は食べたけれど、ひっきりなしに釣れて、景色を見たり、お菓子を食べたりはしていられなかった。バケツから逃げ出したタコが足下の水抜き穴から逃げ出して、船の側を泳いだりしている。誰か「俺のタコ」とか言っているが直ぐ別のタコが釣れるから、そんなのに関わっちゃ居られない。

自分にとってはその時の匹数がタコでは最高記録で26匹、200g位のちっちゃいのから15Kg位のまあまあのものまで大小入り乱れ。マダコが26匹!船中だと500600匹釣れた計算。全くの驚き。

暑くもあったし、釣れて忙しくもあり、じっとり汗をかいた。沖上がりして、船宿のマイクロバスで駅まで送ってもらった。JRの階段を、ズッシリ重いクーラーを肩に掛けて登っているとき、疲れ顔ではあるがきっとヘラヘラ笑顔だったに違いない。一緒に階段を登った同じ船の連中は、クーラーは軽いより大変でも重い方が良い、と連れに話をしていた、同感です。

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