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2012年1月19日 (木)

市民農園(2)

数年前に借りていたところに、時季良く金のタマゴというスイカを植えた。楕円形で皮は黄色、やや緑っぽい縦の模様が薄く付いている。中は真っ赤。三色合わせて信号機。スイカの育て方という本を見ながら丁寧に育てた。カラスに突かれないように覆いをして隠したり、実が直接地面に触れないように敷き藁したり。水遣りもそれなりに心を砕いて。その年は暑く、スイカには好適な天候が続いた。花が咲いて受粉後、日に日に大きくなり、見るからに成熟して行き、受粉から規定通りの日数で収穫。嬉しいので記念撮影をした。

冷蔵庫から取り出して食卓へ、外見も良く、実も美味しかった。少しお隣さんにお裾分け。何人かが美味しく食べることが出来た。

スイカは一番果と二番果の2個収穫できた、上出来だった。二番果は一番果より少し小さかった。

その年にパキスタンの大洪水が有って数百万人が被災して家を失った。些少だけれど、国際機関に寄付をした。パキスタンの友人からその大洪水の写真集がイーメイルで送られてきた。悲惨な状況がつぶさに分かった。人々は助け合っていることが分かった。忙中閑ありの写真もあった。その中の一枚にカメラマンにスイカを見せている人が有った。そのスイカは金のタマゴだった。同じスイカを食べている人がパキスタンにも居た。それだけで一種の共感、何となく嬉しかった。洪水になると飲み水に困る、パキスタンの辺鄙なところは、特に困ったことだろうと思う、そんな時にあのスイカを食べたら、きっと美味しかったに違いない。誰かがあの地まで運んだ、そんなスイカ、金のタマゴ。

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