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2013年2月16日 (土)

空芯菜

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ずっと昔、タイで初めて食べて大変美味しく気に入り直ぐ虜になった。タイではパックブンと言う。好きな人は多いと思う。料理も簡単だし、癖はないが味があり、今でも大好きな野菜である。いつも油炒めで食べているが、鍋物の具でも行ける。タイ-スキには欠かせない野菜だと思う。

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何回か借りている市民農園で栽培したら、大収穫で益々好きになった。昨年は天候に恵まれず、余り収穫できず残念だった。

ヨウサイとも言うらしいが、自分は聞いたことがない。エンサイとかアサガオナとも言うが最近は余り聞かなくなった。これで呼び名も安定したのかなあと思っていたら、「ヒルガオナ」と言って売っているスーパーが有った。確かにヒルガオ科の植物だから、そんな外れではないが、一物一名になって、心穏やかになりつつあったのに、なんでかなあと自分は思ってしまった。ワザワザ世の中面倒にするなよ、っていう意味。

登録商標の関係かも知れないが、もうちょっと何とか成らない物かと思う。そもそもこれがもし登録商標だったら、又別の意味で、驚く。

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話変わって、数年前に知って、市民農園で栽培したら虫も付かずかなり出来た野菜に、水前寺菜(スイゼンジナ)がある。空芯菜と同じで、新芽を摘み取って食べると、そのあとに又新芽がドンドン延びてきて、季節中摘んで食べられる。

キク科ギヌラ属の多年草で、熱帯アジアが原産である。炒めても、お浸しでも、その他普通の野菜と同じで、多方面に使える、割と好きな野菜である。ちょっと香りがあり、ぬめりもある。



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名前に関していえば、このスイゼンジナ、空芯菜と又別の意味で、これが又一筋縄ではいかない物がある。

加賀野菜(これも自分的にはちょっと抵抗がある)では、これを金時草(キンジソウ)と呼んでいる。石川県特に、金沢方面で長く作られていたので、ある意味地方名、但し日本で最も多く栽培されていそうな感じ。当然石川県の人達が栽培出荷すれば、キンジソウと言うだろう。

スイゼンジナは和名となっているが、日本に伝わったときに、熊本当たりが先進地で、水前寺菜と名が付いたらしい。地方名イコール和名となった感じ。当然熊本県の人達が、栽培出荷すれば、スイゼンジナと呼ぶだろう。

沖縄ではハンダマ、ハルダマと呼んでいる、これも地方名だが、当然沖縄県の人達が栽培出荷すれば、ハンダマ、若しくはハルダマと呼ぶだろう。

愛知では式部菜と呼んでいる、由来は葉の裏が紫であるから、紫式部の連想?これも地方名だが、当然愛知県の人達が栽培出荷すれば、式部菜と呼ぶだろう。

ドンドン流行ってくれば、暫くの間は多分、もしかしたら永久に、同じ市場に同じ野菜が産地違いで別名で並ぶ、それはそれで良いと思う。産地を見なくても産地が解って良い。但し輸入品に勝手に名前を付けて偽装する人達もいるから注意。



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栽培が比較的簡単で次々に新芽を摘んで食べられる野菜に、モロヘイヤがある。これも市民農園で栽培して、沢山採れる。好きな野菜だ。水と肥料を時々やっていれば、季節中食べられる、虫も付かない。エジプトから来たから() 日本の虫は未だ食べ方を知らない。


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これは自分の知る限り、色々な名前が流布しないで、初めからモロヘイヤでこれが定着した気がする。自分は、こんなスッキリタイプが好きだけれど、世の中はそんな単純ではない。他言語を自国語に呼び込むのはそれなりに難しい、時間も掛かるだろう。


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ここで昔の記憶がちょっと蘇った。パイナップルを輸入業者が検疫申請したら、パイン・アップルじゃないから受け付けない、と言う話。公官庁だから書類は大事だろうけれど、そんなのどっちでも良いじゃないの、と言うのが昔の自分の感想。検疫の方で、パイナップル=パイン・アップル=アナナス、位に運用すればいいだけの話。


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いつも訪問させて貰っている


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朝太郎さんの「タイの田舎mo巡る♪」「アボカド  おっさんにチョコもらった」


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と言う記事がこれに関連して大変示唆に富んでいるので、ご紹介させて貰います。記事も面白いですが、ここに集う方々のコメントもとっても面白です。毎日考え、楽しんでいます。




『難波の蘆は伊勢の浜荻』

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コメント

こんにちは、BLOG を紹介していただき ありがとうございます。
パックブン(空芯菜)は タイではよく食べます、いろいろな 名前が有ることは 知りませんでした、勉強になります。

エジプトは もろ平野 ? ほんとかな と思いますが、モロヘイヤに関しては 知り合いが作ってまして食べました。

パイナップルは タイ語で サッパロッ 札幌?と覚えています。

投稿: 朝太郎 | 2013年2月16日 (土) 12時06分

こんにちは
江戸南部地方は北風強風が吹き荒れています。
お舟が、中止になる位ですからかなりなもんです。
『難波の蘆は伊勢の浜荻』
また勉強させて貰いました。蘆の漢字が読めませんでした。処変われば品変わるで名前も変わる分けですね。
空芯菜、このところ安定した価格で販売されてますね。150円前後で買えます。
わたしも、タイで初めて空芯菜炒め食べたときは「小感動」がありました。
今振り返れば、オイスターソースの旨味なんですけど味の素の再認識をさせられたのも、この料理ではないでしょう

投稿: チョンプー | 2013年2月16日 (土) 15時45分

朝太郎さん、こんばんは

日中知らずに散歩に出たら、猛烈な北風で、メッチャ寒かったです。鼻水流しながら(泣)近くの公園まで行ったら、移動陶器市が有り、見物し、ちょっぴり咲いた梅を見て帰りました。
自分もよく語呂合わせで、物を覚えます時々、語呂合わせの方からでないと、本体思い出さなくて困るときも有りますが

投稿: ハシビロコウ | 2013年2月16日 (土) 19時36分

チョンプーさん、こんばんは
ホント風強かったですね
と言うことは釣り船もお休みで商売上がったりですね
これから旬のフキノトウ、自分の田舎では「バッケ」と言います。
子供の時は、そこら中に有ったので、余り興味も有りませんでしたが、今は探して取って食べます
信州の一部では「チャンメロ」と言うそうです子供の時は知りませんでしたが、これにはオス、メスがあります
誰かがオス(雄花)の方が味が良いと言ってました

投稿: ハシビロコウ | 2013年2月16日 (土) 19時49分

ハシビロコウさんは、タイの野菜に色々詳しいですね。
彼女が野菜を取りに行くからと、バイクの後ろに乗って出掛けますが、着いた所は道路の側の林の中、蔓科の葉っぱを取っています。それを鉢の中に入れて、例のすりこぎのの様なもので叩いて汁を取り、それを使って料理します。
タイの野菜は雑草と区別が付きません。

投稿: ヒマ トック | 2013年2月17日 (日) 09時53分

ヒマトックさん、こんにちは
タイでは一緒にモタサイで「野菜」を取りに行ったんですね
家の周りにさり気なく色々な野菜を植えている方も多いと聞きます。暑いから年柄年中採れて羨ましいです
生活の知恵というのか伝統ですね
身近だと有難み減りますが、大事にしたいと思っています

投稿: ハシビロコウ | 2013年2月17日 (日) 16時19分

空芯菜は私も日本にいる時に畑で作ってました。
雑草より勢力が強くて、手間要らずで大量に収穫でき、
近所の人にも喜ばれました。
タイへ来てからは、隣の池に生える草です。
もう少しすると池の土手に上がって来て食べ時です。
肥料を使わないので、柔らかく甘いですよ。
パイナップルで検疫申請ですが、
私だったらリストにないので自由ですねと困らせてやります。

投稿: メンカーム | 2013年2月19日 (火) 11時19分

メンカームさん、こんにちは
今日は東京地方は小雪がぱらついています。とっても寒いです、夏の暑さ忘れて、早く夏が来ないかなあ(笑)と思っています。

去年、中秋に育った空芯菜を収穫したら、茎から白い汁が滴りました、イチジクをもいだときのような汁です。多分寒冷による防御作用と思いましたが、一応食べてみました目茶苦茶不味くて、毒っぽい感じでした

投稿: ハシビロコウ | 2013年2月19日 (火) 17時24分

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